Q. | 車のお手入れもして大切に乗っているのに段々光沢が無くなってきたり、汚れてくるのはどうして? |
A. | 人間が年をとるのと同じです。時間の経過と共に塗装面が硬化していき、柔軟性が落ちてきます。 と同時に塗装面の艶も無くなり、シワ(キズ)も増えてシミにもなってきます。 若い頃からケアしている人は、いつまで経っても艶はありシワやシミも目立ちません。 車も全く同様で、新車の時からその塗装に合ったケアをしているといつまでも新車時の艶と輝きを維持出来るということです。 |
Q.どんなもの 太陽から発生する紫外線のことです。人間の皮膚にもシミや皮膚癌の原因となるように、塗装面はもっと過酷な条件であり当然塗装面にもダメージを与えます。紫外線は塗装の分子構造を破壊し、良いものではありません。 |
車 どうなる? 塗装の分子構造が破壊され、塗装が表面に出てきてタオルに色香が付き始めます。 |
A.どうする? 紫外線防止(紫外線を屈折させる)をするためにコーティング剤で保護します。塗装面のUVカットです。 (分子構造が破壊されたものは修復不可能です) 再塗装しか方法はありません。 |
Q.どんなもの 森林を枯らし、銅像やコンクリートまで溶かしてしまうほど、強い酸性を帯びた雨が降っています。 Ph4~4.5(バスマジックリンと同じ濃度) |
車 どうなる? そのまま放置すると水分が蒸発し、濃度が濃くなった酸が塗装面に残り変質します。 |
A.どうする? 雨が止んだら直ぐにアルカリ系洗剤で洗います。 酸性雨に溶けないコーティング剤を塗装面に塗り保護します。 |
Q.どんなもの 中国の黄河流域の砂漠地帯から偏西風に乗り飛来してくる砂塵 上空で酸性雨と同様に汚染されて酸化して降ってくる。 九州では2月から降り始める時もあり、6月頃までで地域も北上しつつある。 雨に混ざって降ることもあり、粒子が細かくいろんな隙間に入り込む。 |
車 どうなる? 粘土質の砂で、空拭きするとコンパウンド化して塗装面にこびりつきます。 特に有色車の黄砂をタオルで拭くとボケ傷になる場合もある。 黄砂の上に雨が降ると、黄砂に含む酸が染み出しボディーに残りジミになる。 |
A.どうする? 高圧で砂塵を飛ばすか、落ちない場合は水か洗剤で浮かして毛足の長いモップで洗う。 泡状の洗剤をダンパーにして洗うとなお良い。 (タオルやセーム皮などで洗っても、目に詰まりコンパウンド化する場合もある) |
Q.どんなもの 洗剤を良く洗い流さなかった場合のシミ。 落ちきれなかった洗剤が、成分の残量・水分・紫外線などと複雑に絡み合い塗装を侵食したものです。 炎天下の洗車時に洗剤が焼きついた状態もあります。 |
車 どうなる? 水滴が乾いたように見えるシミが一般的です。 わずかに窪んでいて白っぽく見えます。 |
A.どうする? 程度の軽いものはコーティング剤でも簡単に磨いて除去できます。 炎天下の洗車は洗剤が乾く前に水でよく洗い流しながら作業することです。 |
Q.どんなもの ワックスの老化が進行すると皮膜にひび割れが生じ、そこに排気ガスなどの油性の汚染物質が付着し、油性同士なじみ易く浸透したものです。 ワックス皮膜全体が汚染され、白系車両は見え易いが有色車も同様です。 |
車 どうなる? 放置して硬化すると洗うだけで除去できなくなります。 除去方法でコンパウンドや強力な薬剤を使って逆に塗装面を荒らす事もあります。 |
A.どうする? ワックス分を緩ませ、緩んだワックス分を動かして除去する。 極力塗装面に直接触れず、表面に付着しているワックス分のみ除去します。 油性分の浸透しないコーティング保護剤をワックスの替わりに塗ります。 |
Q.どんなもの 鉄道のレールと車輪の摩擦による鉄粉・車のブレーキダスト(特に大型車)の鉄粉・トタン屋根・鉄骨・鉄橋の下などの鉄錆汁でも付着します。 (鉄道・路面電車・都市高速道付近の駐車場に駐車している車は特に酷いです) |
車 どうなる? 洗車しても取れず、ザラザラと触覚だけでわかる様になります。(視覚では見え難い) |
A.どうする? 専用ケミカルを使用し鉄粉を溶かし減らしてから粘土で除去します。 |
Q.どんなもの 木の幹や葉・花・花粉などの植物液 樹木の良く育つ春から初夏にかけて特に多く出る。 樹木の下や近くに駐車していると落ちて付着する。(10m以上飛散する) 一番頑固な樹液は松ヤニ |
車 どうなる? 付着した時点では接着剤のようにネバネバの状態が多く、埃や汚れを取り込む。 硬化が進むにつれ取れにくくなり、簡単に取れなくなる。 太陽光などで柔らかくなることもあるが、放置するとさらに汚れを取り込む。 無理に除去しようとすると塗装剥離を引き起こすこともあり、塗装面を傷める。 経過して除去しても、塗装が変質(シミ)してることもある。 |
A.どうする? 付着したら固まる前に洗車して除去する。 固まった初期はトラップ粘土で取れる場合もある。 |
Q.どんなもの その鳥の食べ物によって異なりますが、多糖分のべたつきとアルカリ性の塊。 種の殻や砂が混じっているものが多い。 |
車 どうなる? 多糖分は熱せられた後冷えると硬化する。(カチンカチンになることもある) そのままタオルなどで拭くと、糞の粒子によっては塗装を傷つける。 |
A.どうする? 水をかけふやかし、素洗いで砂などを落とし洗剤などで拭き落とす。 洗剤などで成分解し、水で洗い落とし部分コーティング剤で保護する。 |
Q.どんなもの 夏を中心に頻繁に活動する時、特に夜間の高速走行中に付着する虫の死骸です。 |
車 どうなる? 硝酸カルシウム・タンパク質・多糖酸・蟻酸などを含み、腐食・紫外線により酸化が進みます。 早めに落とさないと塗装面のクリアから塗装まで腐食が進み再塗装ということになります。 |
A.どうする? カルシウムやタンパク質を溶かす溶剤を使用すると塗装面を傷めず有害成分の残骸までキレイに除去します。 |
Q.どんなもの 塗装面の上に水滴が残り、水滴をレンズとして直射日光が塗装を焼いて出来るシミ。 |
車 どうなる? 虫眼鏡で紙を焦がすのと同じですが、レンズ効果なので塗装の表面には出来ない。 クリア層を通り抜けて、焦点が合う面(ベースコートなど)を焼いてシミが出来る。 |
A.どうする? 防ぐには水滴が付いたら、よく濯ぎ水滴を残さないことです。 たとえ磨いてもクリアの中ですので除去できません。 |
Q.どんなもの 塗装表面が水玉の状態でクレーター(凹み)になってる状態。 酸性雨が乾き水分が蒸発すると周囲の強い酸が残りクレーター状になったもの。 そのクレーターの部分に水が溜まり、太陽光が当ると水玉のレンズ効果でシリコンが焼き固められ、非常に硬い外輪を持った水の輪形(水輪紋)クレーターが生れます。 |
車 どうなる? 特に濃い有色車に目立ち、手作業では除去出来なくなります。 |
A.どうする? 研磨剤で外輪の部分を削り取るのですが、塗装の何十倍も硬く技術を要します。 使用する研磨剤も吟味し、塗装に安全なものを使用しますが完全に除去出来ない。 |
Q.どんなもの 夏の海水浴や釣りなどで、海辺の潮風による塩害。 冬の雪道の凍結防止剤(塩化カルシューム)による塩害 |
車 どうなる? 塗装面に付着して小石キズや塗装の擦り傷などから発錆する。 |
A.どうする? 塗装面はもとより、下回りやタイヤハウスも念入りに洗う。 塗装面やシャーシフレーム部分にコーティングして保護する。 小キズの部分などはタッチペイントで仮補修をしておく。 |
Q.どんなもの 住宅・ビルの建設や改装工事時の外装塗装の塗料が飛来して車の塗装面に付着したもの。 鈑金工場の換気扇付近・鉄工所のペンキ塗りの近くの駐車上に飛来して付着したもの。 |
車 どうなる? 塗装上部・ウインドウ・ゴム質あらゆる場所に付着し洗うだけでは除去できない。 |
A.どうする? トラップ粘土(ピンクが良い)を使用して除去する。 専用ケミカルを使用する場合は慎重を期すこと。(塗装が変色することもある) 工事施工者側が保険加入しているケースがあり、保険対象で除去する。 |
Q.どんなもの 撥水コート剤はシリコン含有が殆どで、比較的熱に弱く水でよく流さない場合に生じる。 特に有色車(黒系)にモヤモヤっとした後が残った状態。 |
車 どうなる? 塗装には害は無いがクレームになる。 |
A.どうする? コート剤をかけたら、時間を置かず高圧水でよく洗い流す。 コーティング剤を軽く刷り込み除去すれば問題ない。 |
Q.どんなもの 塗装膜が劣化して光沢を失い、表面に粉を噴く状態。 (塗料の分子構造が破壊され顔料が表面に浮き出る現象) チョークの粉みたいにタオルに付くことから言われています。 |
車 どうなる? 光沢や撥水力が無くなり、塗装に汚染物質が染み込み変質・変色をきたす。 |
A.どうする? 軽い状態であれば研磨して多少は戻るが完全ではない。 再塗装をする。 |
Q.どんなもの ①ヘヤーラインスクラッチ 塗装面より硬い粒子状の砂や鉄粉を引きずったために出来る一筋の髪の毛のように細く長いキズ。洗車や拭き取り、雪かきなどで付く場合もあります。 繊キズとも言われ、太陽光では見えにくいが水銀灯下ではよく見えます。 ②ペンシルラインスクラッチ ③コインスクラッチ |
車 どうなる? 鉄部まで達していると発錆したり、塗料内部に洗剤分が浸透したり紫外線が通りやすくなって塗装を破壊原因をつくる。 特に水銀灯の下では乱反射することによって、塗装面のキズが目立つ。 |
A.どうする? 浅い傷はキズ間の汚れを取り、コーティング剤を埋め込むことで見えにくくなります。 磨いても消えますが、基本的にはキズの深さまで研磨することになります。 キズを丸く開き(磨く)乱反射しにくくして見えにくくする方法もあります。 |
Q.どんなもの 走行中跳ねた小石などによる塗装面の欠損 |
車 どうなる? この欠損が金属部まで達している場合は、深刻な錆を発生させます。 |
A.どうする? タッチペイントで発錆しないうちに補修をしておく。 部分的に鈑金塗装で修理する。 |
手洗い洗車専門店 洗車屋タロちゃん |
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